無電柱化ブログ

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KN-BLOCK 防護板の性能 vol.2 ~安全性を高める~

2022/05/13

前回は無電柱化における電線共同溝工事の浅埋設物防護板であるKN-BLOCKの難切断性について触れました。

今回は安全性として、荷重歪や重量について説明させていただきます。

~難切断性~vol.1のブログはコチラ

荷重試験を実施

KN-BLOCKは防護板で(おそらく初めて)荷重試験を実施しています。

  • JIS A 5506を参考にして試験条件設定
  • 試験要領図に沿って供試体をセット
  • ゴム板(クロロプレンゴム(CR45))を440mmx650mmx65mmのサイズで供試体の下にセット
  • 試験荷重を加え1分間保持した後、たわみを測定
  • その後荷重を除荷して1分経過後に残留たわみを測定
  • 試験荷重11.6kNにて行った後、23.1kN、29.4kNに上げて繰り返し実施
試験要領図①
試験要領図②

試験結果としては

一番大きな荷重でも残留たわみは0.03mmとなりました。

この数字は比較対象として道路の鉄蓋の規格が残留たわみ0.1mm以下となっていますので、0.03mmは極めて良好な数字が出たと思っています。

車道でガンガン車が走る通りでも残留たわみによる道路アルファストへの悪影響はほぼでないと考えています。

自由設計による重量コントロール

前回のご提示通り、製作は幅1.5Ⅿx長さ3.0Mの素材から自社工場で切り出します。なので、一枚あたりの重量は使用される状況に合わせてコントロールすることが可能です。

人力での作業、一人作業であれば手で持てる25kg/個程度、二人作業であれば50kg/個程度。ユニック車を活用するのであれば出来るだけ大きな重量で。

現場作業に合わせて一番効率的で一番安全な重量コントロールをご提案させていただきます。

因みにこの形状で幅500mmx長さ550mm程度で約26kg/個の重さになります。

一人作業で25kg前後ですと、500mmx500mm角程度を想定いただければと思います。

安全作業への工夫

その他、KN-BLOCKは磁石でつきますので、マグネットを活用した作業もokです。吊り穴をあけることも可能です。

今後私どもも製品の販売を通じて勉強していき、より安全に負荷が減らせるような作業性向上を提案できればと考えております。

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