無電柱化ブログ

  • 製品紹介

KN-BLOCK 防護板の性能 vol.1 ~難切断性の追求~

2022/05/13

無電柱化における電線共同溝工事。その浅埋設の管路防護に使用される防護板。

どこよりも安く機能的な防護板の開発を進め、一昨年商品化をしました防護鉄板「KN-BLOCK」。

その機能を数回に分けて改めてご紹介いたします!!

素材が違う!!

KN-BLOCKは「軟鉄」と呼ばれる、柔らかい鉄板を使用しています。

その柔らかさでダイヤモンドカッターに巻き付いて難切断性を向上させています。一般的に浅層埋設で安価に活用されているSS400の防護板と比較し、約30%程度の難切断性を得ることができています。

素材が柔らかい理由はその組織構造にあります。

SS400の組織構造図
↑ ↑ ↑ SS400の組織構造
KN-BLOCKの組織構造図
↑ ↑ ↑ KN-BLOCKの組織構造

上の写真でSS400とKN-BLOCKとの組織を比較します。

ご覧の通り、写真の黒い部分がSS400はマダラで面積が大きく、KN-BLOCKでは線状で面積はとても少ないです。

この黒い部分が硬い組織となります。硬いと道路整備に使われるダイヤモンドカッターでは切断されやすくなります。KN-BLOCKはその柔らかさで、まるで包丁でつきたての餅を切るように難切断性を高めています。

因みに弊社では上記の通り、様々な材料でも切断テストを行い、組織構造と切断抵抗値の相関関係を明確にしてKN-BLOCKの難切断性を証明しています。

自由設計で切断しにくい形状を実現

KN-BLOCKは自由設計が可能です。

幅1.5メーターx長さ3.0メーターの大きな鉄板から自社工場で切断します。

因みに推奨していますベースの形状は以下↓↓↓工夫を施しています。

四角ではなく、辺にR形状を施した切断を行うことで、板のつなぎ目の開きをなくし、必ずカッターの刃がKN-BLOCKに接触するように工夫しています。

その他実績では、台形形状や三角形状でも事例があります。

こちらは、三角形と台形の形状を組み合わせて防護した事例です。

管路を護る!!

KN-BLOCKは電線共同溝工事の浅層埋設において管路を護るため、様々な工夫を施します!!鉄板ならではの加工性の良さで、現場現場に合わせた柔軟な対応が可能です。

浅層埋設の防護をお考えの方は是非とも検討に加えていただければと思います。

次回以降で定期的にKN-BLOCKを安心して使っていただける情報提供を進めていきたいと思います!!

引き続きよろしくお願いいたします。

お問合せはコチラから↓↓↓

電話 052-621-5271 担当者:足立(アダチ)

webお問合せフォーム↓↓↓

お問い合わせ | 地下埋設物防護鋼板KN-BLOCK クマガイ特殊鋼株式会社